MakeShopのベーシックモード終了に向けて、
「クリエイターモードへ切り替えれば、そのまま今のショップを使えるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ベーシックモードとクリエイターモードにはデザインの互換性がありません。
MakeShop公式でも、ベーシックモードのデザインをそのまま引き継ぐ機能はなく、クリエイターモード側でデザインを作り直す必要があると案内されています。
ただし、ショップに登録しているものをすべてゼロから作り直す、という意味でもありません。
大切なのは、
「そのまま使えるもの」と「作り直すもの」を分けて考えること。
今回は、ベーシックモードからクリエイターモードへ移行するときに、実際にどこを確認すればいいのか整理します。
01. まず「ショップのデザイン」は作り直す
最も大きいのが、ショップデザインです。
ベーシックモードとクリエイターモードにはデザインの互換性がないため、現在使っているデザインをボタンひとつで変換することはできません。
たとえば、
- ヘッダー
- グローバルナビゲーション
- トップページ
- 商品一覧
- 商品詳細
- フッター
- 各種メニュー
など、ショップを構成する画面をクリエイターモード側で組み直していきます。
ただし、現在の見た目をまったく同じように再現しなければならないわけではありません。
長く運用しているショップなら、移行を機に、
「このメニューはもう使っていない」
「スマートフォンではもっとシンプルにしたい」
「商品を探しやすくしたい」
といった改善点が見つかることもあります。
そのため、単純なコピーではなく、残すもの・変えるものを整理する機会として考えるのがおすすめです。
02. PC版とスマホ版をひとつの設計に整理する
ベーシックモードでは、PCとスマートフォンをそれぞれ分けてデザイン・運用する仕組みになっています。
一方、MakeShopが提供しているクリエイターモードのテンプレートは、レスポンシブWebデザインに対応しています。
つまり移行時には、
PC版を移す
スマホ版を移す
と単純に考えるより、
PCとスマートフォンの情報を整理して、ひとつのレスポンシブサイトとして再設計する
という考え方になります。
ここは、長くベーシックモードを利用しているショップほど確認したいポイントです。
PC版にはあるけれどスマホ版にはない情報や、その逆もあるかもしれません。
まずは両方を見比べて、現在どんな情報を表示しているのかを洗い出しておくと移行しやすくなります。
03. 独自ページは「フリーページ」として作り直す
見落としやすいのが「独自ページ」です。
ベーシックモードで作成した独自ページを、クリエイターモードのフリーページへ自動変換する機能はありません。
必要なページについては、内容をコピーするなどしてフリーページ側で作成する必要があります。
たとえば、
- ブランド紹介
- 商品について
- 特集ページ
- ギフト案内
- よくある質問
- キャンペーンページ
- 読み物コンテンツ
などを独自ページで作っているショップは要確認です。
特に長期間運用しているショップでは、
「存在していること自体を担当者が把握していないページ」
が残っていることもあります。
すべてをそのまま移すのではなく、
残す / 統合する / 作り直す / 削除する
と整理してから移行した方が、新しいショップも分かりやすくなります。
04. 商品情報は「表示のされ方」を確認する
商品データについては、デザインとは分けて考えます。
クリエイターモードへ切り替えたからといって、商品情報そのものをすべて手入力し直す、という話ではありません。
ただし、現在登録されている商品情報を、新しい商品詳細ページでどう表示するかは確認が必要です。
たとえば、ベーシックモードの「スマホ商品説明」「スマホ商品説明2」は、切り替え後にそれぞれ「商品説明3」「商品説明4」へ反映されます。
ただし、新しい商品詳細デザイン側で商品説明3・4を表示するように作られていなければ、その内容はページ上には表示されません。
つまり、
データが存在することと、ページに表示されることは別
という点に注意が必要です。
商品説明を独自に作り込んでいるショップでは、代表的な商品だけでも移行前に表示内容を確認しておくと安心です。
05. HTML・CSS・JavaScriptのカスタマイズを確認する
ベーシックモードを長く使っているショップでは、標準テンプレートだけではなく独自のカスタマイズが加えられているケースがあります。
たとえば、
- 独自CSS
- JavaScript
- スライダー
- 商品一覧の表示変更
- 独自バナー
- 外部サービス
- 計測タグ
- 特殊なナビゲーション
などです。
こうしたものは、コードをそのままコピーすれば必ず動くとは限りません。
ベーシックモードとクリエイターモードではページ構造や利用する仕組みが異なるため、新しい環境に合わせて確認・調整する必要があります。
また、一部の古い機能についてはクリエイターモードで対応していないものもあります。MakeShopでは、たとえば従来の「アクセス統計」について、クリエイターモードではGoogle Analyticsの利用を推奨しています。
移行前に、
この機能はMakeShop標準なのか?
独自に追加されたものなのか?
を整理しておくだけでも、作業範囲がかなり分かりやすくなります。
06. URLは変わる。でもSEOを引き継ぐ仕組みがある
クリエイターモードへ移行すると、商品ページやカテゴリーページなど一部ページのURL形式が変わります。
たとえば商品詳細ページは、クリエイターモードでは /view/item/~ という形式になります。
ただしMakeShopでは、旧ベーシックモードURLへアクセスした場合、新しいURLへ301リダイレクトする仕組みが用意されています。
MakeShop公式も、この仕組みによってSEO評価が引き継がれると案内しています。
とはいえ、移行後には、
- ページタイトル
- description
- 見出し
- canonical
- Search Console
- Google Analytics
- 外部からのリンク
- インデックス状況
なども一度確認しておきたいところです。
「ページが表示できた」だけで終わらず、検索とアクセス解析まで確認して移行完了と考えると安心です。
07. 公開中のショップを止めずに準備できる?
「作り直す必要があるなら、その間ショップを閉じないといけない?」
という点も気になるところです。
MakeShopでは、ベーシックモードを使用している状態でも、クリエイターモード側でデザインを作成し、プレビューで確認できます。
またMakeShop公式では、ショップ全体を確認しながら構築したい場合、検証用のテストアカウントを取得し、完成したデザインセットを本番アカウントへインポートする方法も案内しています。
つまり、
現在のショップを運営する
↓
並行して新しいデザインを作る
↓
確認・テストする
↓
切り替える
という進め方が可能です。
ECサイトなので、できるだけ販売への影響を抑えながら移行計画を立てたいところです。
08. 「何を作り直すか」はショップごとに違う
ここまで見ると、
「結局かなり作り直さないといけないのでは?」
と思うかもしれません。
実際、デザインをかなりカスタマイズしているショップでは、リニューアルに近い作業になることがあります。
一方で、シンプルな構成のショップなら、それほど複雑にならないケースもあります。
だから最初から、
移行には○○が必要
と決めてしまうより、
現在のショップを一度確認すること
が重要です。
確認したいのは、主に次のような項目です。
DESIGN — 現在のデザイン
PAGE — 独自ページ
PRODUCT — 商品ページの表示内容
CODE — HTML / CSS / JavaScript
FUNCTION — 使用している機能・外部サービス
SEO — URL・検索設定・アクセス解析
この6つが分かると、移行で必要になる作業の全体像がかなり見えてきます。
作り直す前に、まず「何があるか」を確認する
ベーシックモードからクリエイターモードへの移行で大切なのは、いきなり新しいサイトを作り始めることではありません。
まず現在のショップを確認して、
残すもの
作り直すもの
改善するもの
もう必要のないもの
を整理する。
そのうえで新しいショップを設計した方が、移行後の運用もしやすくなります。
MakeShopのベーシックモードは旧タイプのデザインモードで、MakeShopは現在、クリエイターモードまたはノーコードデザインへの切り替えを推奨しています。
期限直前になってから慌てるより、まずは現状確認だけでも早めに始めておくのがおすすめです。
MakeShopの移行について相談したい方へ
ベーシックモードを利用しているショップの現状確認から、移行設計、クリエイターモードでのデザイン・構築、HTML / CSS / JavaScriptの調整、独自ページ対応までサポートしています。
「自社のショップでは、どこまで作り直す必要があるのか分からない」という段階でも大丈夫です。
現在のショップを確認して、必要な作業を整理するところからご相談いただけます。
→ MakeShop ベーシックモードからクリエイターモードへの移行支援


