
ホームページを作ったのは数年前。
その後、大きなトラブルもなく表示されているので、そのままになっている。
そんなWebサイトは、意外と少なくありません。
もちろん、長く使っているからといって、すぐにリニューアルが必要なわけではありません。
一方で、会社やサービスは少しずつ変わっているのに、ホームページだけが作った当時のまま、ということもあります。
デザインが古いかどうかだけではなく、
「今の会社やサービスに合っているか」
という視点で、一度Webサイトを見直してみることが大切です。
今回は、古くなったホームページを確認するときに見ておきたい7つのポイントを整理します。
01 情報が今の会社・サービスと合っているか
最初に確認したいのは、デザインではなく情報そのものです。
たとえば、
- サービス内容
- 商品や料金
- 営業時間
- 住所や電話番号
- スタッフ情報
- 採用情報
- 会社概要
など。
一つひとつは小さな変更でも、数年間積み重なると、現在の会社とホームページの内容に少しずつズレが生まれてきます。
特に注意したいのが、「間違ってはいないけれど、今伝えたいこととは違う」情報です。
新しいサービスを始めたのに掲載されていない。
以前は主力だったサービスが、今も一番目立つ場所に掲載されている。
会社として大切にしていることが変わったのに、昔の文章がそのまま残っている。
こうした状態も、ホームページを見直すサインのひとつです。
まずは、
「今このホームページを初めて見た人に、現在の会社のことが正しく伝わるか?」
という視点で確認してみると分かりやすくなります。

02 スマートフォンで見づらくなっていないか
ホームページをパソコンで管理していると、意外と見落としやすいのがスマートフォンでの表示です。
実際に自分のスマートフォンで開いてみてください。
文字が小さすぎないか。
ボタンが押しにくくないか。
画面からコンテンツがはみ出していないか。
画像や文字の間隔が不自然になっていないか。
スマートフォン対応されているWebサイトでも、作られた時期や設計によっては、現在の端末では見づらくなっていることがあります。
特に、
「一応スマホでは表示できる」
ことと、
「スマホでストレスなく利用できる」
ことは別です。
問い合わせや予約、購入につなげたいホームページであれば、実際の操作まで確認しておきたいところです。
03 問い合わせまで迷わず進めるか
ホームページの情報が充実していても、その次の行動が分かりにくければ、問い合わせにはつながりません。
たとえばサービスページを読んだあとに、
「どこから問い合わせればいいんだろう?」
と探さなければならない状態になっていないでしょうか。
確認したいのは、
- 問い合わせボタンが見つけやすいか
- スマートフォンでも押しやすいか
- 問い合わせフォームが長すぎないか
- 電話・メール・フォームなど必要な方法が用意されているか
- サービスを読んだあと自然に問い合わせへ進めるか
といった部分です。
ホームページを公開した当時は「会社案内」が主な目的だったものの、現在は「問い合わせを増やしたい」というケースもあります。
その場合、サイトそのものを作り直さなくても、導線を整理するだけで改善できることがあります。
04 Google検索から見つけてもらえているか
ホームページを作ったあと、Google検索でどのように表示されているかを確認したことはあるでしょうか。
検索結果には、
ページタイトル、説明文、ページの内容、サイトの構造
など、さまざまな要素が関係します。
昔作ったホームページでは、
- ページタイトルがすべて同じ
- 見出しの構造が整理されていない
- ページごとの説明が設定されていない
- 古いページが大量に残っている
- 必要な情報が画像だけで掲載されている
といったケースもあります。
ただし、ここで大切なのは、いきなり「SEO対策をする」ことではありません。
まずはGoogle Search Consoleなどを使って、
どんな検索で表示されているのか。
どのページが見られているのか。
そもそも検索結果に表示されているのか。
現在の状態を知るところから始めます。
アクセスが少ないからといって、すぐにホームページ全体を作り直す必要があるとは限りません。

05 表示速度やセキュリティに問題がないか
見た目には普通に表示されていても、ホームページの内部では古い仕組みが使われ続けていることがあります。
特にWordPressの場合、
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
- PHP
- SSL
- バックアップ
- フォーム
- 不要になった機能
なども確認しておきたいポイントです。
長期間更新していないWordPressでは、管理画面に大量の更新通知が残っていることもあります。
ただし、古いサイトの場合は**「更新ボタンを全部押せばいい」というわけでもありません。**
テーマやプラグインの組み合わせによっては、更新によって表示や機能に問題が起きる可能性もあります。
また、大きすぎる画像や不要なJavaScriptなどが原因で、ページの表示が遅くなっているケースもあります。
見た目だけでなく、ホームページを動かしている仕組みも、ときどき確認しておくことが大切です。
06 自分たちで更新できる状態になっているか
ホームページを作ったものの、
「更新方法が分からない」
「担当していた人がいなくなった」
「制作会社に頼まないと何も変更できない」
という状態になっているケースもあります。
ホームページは公開することがゴールではありません。
サービスが変わったら内容を変更する。
新しい情報があれば追加する。
必要なくなった情報は整理する。
そうやって、現在の会社に合わせて更新できることも重要です。
すべてを自社で更新する必要はありませんが、
「自分たちで更新するところ」と「専門家に任せるところ」
を分けておくと、運用しやすくなります。
リニューアルを考える場合も、デザインだけでなく公開後にどう運用するかまで考えておくと、その後の負担を減らせます。
07 今のホームページに「役割」があるか
最後に確認したいのが、ホームページの役割です。
これは、デザインやシステムよりも重要かもしれません。
現在のホームページは、
会社のことを知ってもらうためなのか。
問い合わせを増やすためなのか。
商品を販売するためなのか。
採用につなげるためなのか。
既存のお客様へ情報を届けるためなのか。
作った当時には明確だった目的も、会社や事業が変化する中で変わっていくことがあります。
目的が変われば、必要なページや情報、導線も変わります。
だからこそ、
「デザインが古くなったからリニューアルする」
ではなく、
「今の目的に対して、このホームページは役割を果たしているか」
という視点で考えてみることが大切です。
すべてを作り直す必要があるとは限りません
ホームページを見直してみると、いろいろな問題が見つかるかもしれません。
でも、それだけで全面リニューアルが必要とは限りません。
情報を整理する。
問い合わせ導線を見直す。
スマートフォン表示を改善する。
古くなったページを整理する。
WordPressの環境を整える。
検索されているページを少し改善する。
必要なところだけ手を入れることで、十分に使いやすくなるWebサイトもあります。
反対に、サイトの目的や構造そのものが現在の事業と合わなくなっているのであれば、部分的な修正を繰り返すより、全体を整理し直した方がよい場合もあります。
大切なのは、
「古いから作り直す」ことではなく、今の目的に対して何が足りていないのかを整理すること。
何をつくるかを決めるのは、そのあとでも遅くありません。



